2005年12月17日

映画投資、半導体並み

今日(12月17日)の日本経済新聞朝刊に、先月11月19・20日に京都で開催された『世界アーティストサミット』の特集記事が見開きで特集されていた。

「芸術の力 世界を変える」「新たな価値 連帯し創造」という大見出しの特集記事で、日本画を世界画に押し上げたと紹介される千住博氏が基調講演で「21世紀はアートの時代」と高らかに発言し、会議は7カ国から気鋭の芸術家が集まり10時間以上にわたって行われたそうだが、元ソニーグループ会長兼CEOだった出井伸之氏の発言には驚かされた。

「ソニーは、映画を年間25本ぐらい製作しており、1本平均40億ぐらいかかる。年間で1000億円。半導体分野の年間総投資額に値する(中略)」というような発言に驚かされたのですが、その金額の大きさにではありません。それが、日本の映画産業にではなく、ほとんどハリウッドに投下されているという事実に驚かされたのです。

企業が利益を得るためにハリウッドに投資して何が悪いということでしょうが、新聞記事の文脈で企業メセナが果たす社会的役割について語られているときに出た発言で、弱小コンテンツ・プロバイダーは驚くとともに、あきれてしまったのです。

どう考えても、ソニーが企業メセナのつもりで年間1000億円をハリウッドに投資しているとは思えないが、いや、それが大手コンテンツ・プロバイダーの常識なのかもしれませんね。
posted by 映画プロデューサー at 13:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞記事から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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