2007年02月17日

蒼井優、日本映画の女優賞を総なめ!

映画『フラガール』が、大手映画会社の作品をさしおいて第30回に本アカデミー賞最優秀作品賞を獲得したのは画期的だったが、新人に近い蒼井優が2006年度の日本映画の女優賞を総なめにしたのも驚きだった。
w01-0008-051205[1].jpg蒼井優プロフィール

主演女優賞としては『嫌われ松子の一生』の中谷美紀が抜きん出ていたと思うが、女優・蒼井優の可能性は大きいと思う。

第30回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞

第49回(06年度)ブルーリボン賞最優秀主演女優賞

第61回(2006年)毎日映画コンクールと報知映画賞最優秀助演女優賞

2006年度<第80回>キネマ旬報ベスト・テン最優秀助演女優賞


You Tubeから蒼井優の動画を紹介。
昨日の日本アカデミー賞の映像は見つけることができなかった。

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第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞に『フラガール』

第30回日本アカデミー賞の授賞式を数年ぶりにテレビで観た。

何でもかんでもテレビ的に演出(お笑いのメンバーがリード)してしまう例に漏れず、いわゆる多少かしこまった映画俳優たちにインタビューしたり、いまさらとは思うがメーキングビデオを流したり、苦しい笑いを取りながら、かったるい進行で最優秀受賞者が決定されていった。

大手映画会社の意向が強く反映されるといわれる日本アカデミー賞で、いくつか気になる選考もあったが、まあ、まあの結果だったといえるかもしれない。


表の●は最優秀賞受賞者、受賞作品


優秀作品賞

  「明日の記憶」 「明日の記憶」製作委員会

  「男たちの大和 YAMATO」 「男たちの大和 / YAMATO」製作委員会

  「THE 有頂天ホテル」 フジテレビ=東宝

  「武士の一分」 「武士の一分」製作委員会

● 「フラガール」 シネカノン=ハピネット=S・D・P


優秀外国作品賞
  「クラッシュ」 ムービーアイ

  「ダ・ヴィンチ・コード」 ソニー・ピクチャーズ

● 「父親たちの星条旗」 ワーナー

  「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」 ブエナ ビスタ

  「ホテル・ルワンダ」 メディア・スーツ=インターフィルム


優秀監督賞
  佐藤 純彌 「男たちの大和 YAMATO」

  中島 哲也 「嫌われ松子の一生」

  三谷 幸喜 「THE 有頂天ホテル」

  山田 洋次 「武士の一分」

● 李 相日 「フラガール」


優秀脚本賞
  砂本量・三浦有為子 「明日の記憶」

  中島 哲也 「嫌われ松子の一生」

  三谷 幸喜 「THE 有頂天ホテル」

  山田洋次・平松恵美子・山本一郎 「武士の一分」

● 李 相日・羽原 大介 「フラガール」


優秀主演男優賞
  オダギリ ジョー 「ゆれる」

  妻夫木 聡 「涙そうそう」

  寺尾 聰 「博士の愛した数式」

  役所 広司 「THE 有頂天ホテル」

● 渡辺 謙 「明日の記憶」


優秀主演女優賞
  檀 れい 「武士の一分」

  長澤 まさみ 「涙そうそう」

● 中谷 美紀 「嫌われ松子の一生」

  樋口 可南子 「明日の記憶」

  松雪 泰子 「フラガール」


優秀助演男優賞
  大沢 たかお 「地下鉄(メトロ)に乗って」

  香川 照之 「ゆれる」

● 笹野 高史 「武士の一分」

  佐藤 浩市 「THE 有頂天ホテル」

  松山 ケンイチ 「デスノート 前編」


優秀助演女優賞
  蒼井 優 「男たちの大和 YAMATO」

● 蒼井 優 「フラガール」

  富司 純子 「フラガール」

  もたい まさこ 「かもめ食堂」

  桃井 かおり 「武士の一分」


新人俳優賞
  須賀 健太 「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」

  塚地 武雅 「間宮兄弟」

  速水 もこみち 「ラフ」

  松山 ケンイチ 「男たちの大和 YAMATO」

  蒼井 優 「フラガール」

  檀 れい 「武士の一分」

  山崎 静代 「フラガール」

  YUI 「タイヨウのうた」


優秀音楽賞
  大島 ミチル 「明日の記憶」

● ガブリエル・ロベルト/渋谷 毅 「嫌われ松子の一生」

  冨田 勲 「武士の一分」

  久石 譲 「男たちの大和 YAMATO」

  本間 勇輔 「THE 有頂天ホテル」

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2007年02月14日

第49回(06年度)ブルーリボン賞

「第49回ブルーリボン賞」の授賞式が13日、東京・千代田区のイイノホールで開催された。

ブルーリボン賞は、東京映画記者会(デイリースポーツなど在京スポーツ紙7紙で構成)が主催する映画賞で、キネマ旬報ベストテン、毎日映画コンクールと並ぶ権威ある映画賞の一つだ。


第49回(06年度)ブルーリボン賞

作品賞は「フラガール」
 
 東京映画記者会(スポーツニッポン新聞社など在京スポーツ7紙の映画担当記者で構成)が選出する第49回ブルーリボン賞(06年度)の各賞が24日、決まった。主演女優賞は「フラガール」「ハチミツとクローバー」での演技が光った蒼井優(21)が受賞。同男優賞は「明日の記憶」の渡辺謙(47)、作品賞は「フラガール」に輝いた。


06年度各賞(敬称略)
作品賞 「フラガール」(「フラガール」製作委員会) ■インタビュー
監督賞 西川美和「ゆれる」 ■インタビュー
主演男優賞 渡辺謙「明日の記憶」 ■インタビュー
主演女優賞 蒼井優「フラガール」「ハチミツとクローバー」 ■インタビュー
助演男優賞 香川照之「ゆれる」「出口のない海」「明日の記憶」 ■インタビュー
助演女優賞 富司純子「フラガール」「犬神家の一族」「寝ずの番」 ■インタビュー
新人賞 塚地武雅「間宮兄弟」 ■インタビュー
檀れい「武士の一分」 ■インタビュー
外国作品賞 「父親たちの星条旗」(ワーナー・ブラザース映画配給)
特別賞 故今村昌平監督



2006年度の映画賞はシネカノンのためにあったようだ。

シネカノンが製作・配給した2作品「フラガール」「ゆれる」が、以前取り上げたキネマ旬報ベストテン毎日映画コンクールに続いて、ブルーリボン賞でも高い評価を受けた。


歴代ブルーリボン賞一覧
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2007年02月12日

NHK『クローズアップ現代』が日本映画を取り上げていたが

今日のNHK『クローズアップ現代』で、日本映画を取り上げていた。

”好調!日本映画〜復活は本物か〜”というタイトルで、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーをスタジオゲストに、今年の映画賞を総なめしたシネカノン代表李鳳宇プロデューサー、ハリウッドでも活躍する一瀬隆重プロデューサーなどのインタビューを交えた番組構成だった。

多少野次馬的なのりで、内容的には特別目新しいものはなかったが、元気がいい日本映画の背景にプロデューサーありという内容は、一般の人々には新鮮だったかもしれず、悪くはなかったと思う。

番組の中で一瀬プロデューサーが、「テレビを作るように映画を作られては困る。長期的にみると、映画の観客を失うことになる」というようなことをいっていたが、まったく同感できた。

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2007年02月11日

「映画の盗撮防止に関する法律案(仮称)」を議員立法で

今日の読売新聞朝刊一面トップに「映画盗撮に厳罰」の記事が掲載されていた。

映画盗撮に厳罰、海賊版対策で防止法案提出へ

映画の海賊版DVDなどを防ぐため、映画館で上映中の映画をビデオカメラで撮影することを禁じる新法案が、3月にも国会に議員立法で提出される見通しとなった。

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読売新聞のすっぱ抜き記事なのか、他新聞にはベタ記事すらない。

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2007年02月09日

第61回(2006年)毎日映画コンクールと報知映画賞

ちょっと遅くなったけど、キネマ旬報ベストテンの反響が少なからずあったようなので、第61回(2006年)毎日映画コンクールの各賞と報知映画賞を紹介。

ここでもシネカノンの健闘が目立つ。

img2007011901335792636000[1].jpg

<作品部門>

◇日本映画大賞 「ゆれる」

◇日本映画優秀賞 「フラガール」

◇外国映画ベストワン賞 「父親たちの星条旗」



<俳優部門>

◇男優主演賞 佐藤浩市 「雪に願うこと」

◇女優主演賞 中谷美紀 「嫌われ松子の一生」

◇男優助演賞 笹野高史 「武士の一分」「寝ずの番」

◇女優助演賞 蒼井優 「フラガール」「虹の女神」「ハチミツとクローバー」

◇スポニチグランプリ新人賞 塚地武雅 「間宮兄弟」

◇スポニチグランプリ新人賞 檀れい 「武士の一分」

◇田中絹代賞 草笛光子



<スタッフ部門>

◇監督賞 根岸吉太郎 「雪に願うこと」

◇脚本賞 加藤正人 「雪に願うこと」

◇撮影賞 川上皓市 「紙屋悦子の青春」

◇美術賞 種田陽平 「THE有頂天ホテル」「フラガール」

◇音楽賞 加古隆 「博士の愛した数式」

◇録音賞 白取貢 「フラガール」「ゆれる」

     小野寺修 「雪に願うこと」

◇技術賞 小池義幸 「嫌われ松子の一生」(編集)



<アニメーション部門>

◇アニメーション映画賞 「時をかける少女」

◇大藤信郎賞 「鉄コン筋クリート」



<ドキュメンタリ―部門>

◇ドキュメンタリー映画賞 「エドワード・サイード OUT OF PLACE」



<TSUTAYA映画ファン賞>

◇日本映画部門 「デスノート」

◇外国映画部門 「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」



◇特別賞 故・今村昌平

◇特別賞 風見章子

<主催>
 毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社
<特別後援>
 TSUTAYA
<後援>
 経済産業省、文化庁、日本映画製作者連盟、映像文化製作者連盟、日本映像国際振興協会、映像産業振興機構(VIPO)
<協賛>
 プロミス、東日印刷、日産スカイライン、HOYA ビジョンケアカンパニー
<協力>
 ウォーターマン、香川県、カノープス、シモンズ、杉並アニメーションミュージアム、セルリアンタワー東急ホテル、田中絹代メモリアル協会、東京現像所、富士フイルム、平和堂貿易、ベンキュージャパン、ミシャジャパン、ユナイテッド・シネマ



第31回(2006年)報知映画賞

最優秀洋画作品賞 父親たちの星条旗

最優秀邦画作品賞 フラガール

最優秀主演男優賞 渡辺謙

最優秀主演女優賞 中谷美紀

最優秀助演男優賞 香川照之

最優秀助演女優賞 蒼井優

監督賞      根岸吉太郎

新人賞      松山ケンイチ

特別賞      アニメ「時をかける少女」、黒木和雄


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2007年02月07日

2006年度<第80回>キネマ旬報ベスト・テン

『フラガール』『ゆれる』などを製作・配給したシネカノンの活躍が光る2006年だった。

個人的には『嫌われ松子の一生』が面白かった。

2006年度<第80回>キネマ旬報ベスト・テン


【個人賞】
監督賞 根岸吉太郎 「雪に願うこと」
脚本賞  西川美和 「ゆれる」
主演女優賞  中谷美紀 「嫌われ松子の一生」「LOFT ロフト」「7月24日通りのクリスマス」
主演男優賞  渡辺謙 「明日の記憶」
助演女優賞  蒼井優 「フラガール」「虹の女神 Rainbow Song」「ハチミツとクローバー」
助演男優賞  香川照之 「ゆれる」ほか
       笹野高史 「武士の一分」「寝ずの番」
新人女優賞  檀れい 「武士の一分」
新人男優賞  塚地武雅 「間宮兄弟」
外国映画監督賞  クリント・イーストウッド 「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」
日本映画ベスト・ワン  「フラガール」(李相日監督/シネカノン配給 シネカノン、ハピネット、S・D・P製作)
外国映画ベスト・ワン  「父親たちの星条旗」(クリント・イーストウッド監督/ワーナー・ブラザース配給)
文化映画ベスト・ワン  「あの鷹巣町の その後」(羽田澄子演出/自由工房製作)

【2006年度日本映画ベスト・テン】
  1位 「フラガール」
  2位 「ゆれる」
  3位 「雪に願うこと」
  4位 「紙屋悦子の青春」
  5位 「武士の一分」
  6位 「嫌われ松子の一生」
  7位 「博士の愛した数式」
  8位 「明日の記憶」
  9位 「かもめ食堂」
  10位 「カミュなんて知らない」
  次点 「ストロベリーショートケイクス」

【2006年度外国映画ベスト・テン】
  1位 「父親たちの星条旗」
  2位 「硫黄島からの手紙」
  3位 「グエムル―漢江(ハンガン)の怪物―」
  4位 「ブロークバック・マウンテン」
  5位 「麦の穂をゆらす風」
  6位 「太陽」
  7位 「カポーティ」
  8位 「グッドナイト&グッドラック」
  8位 「クラッシュ」
  10位 「マッチポイント」
  次点 「ユナイテッド93」

【2006年度文化映画ベスト・テン】
  1位 「あの鷹巣町の その後」
  2位 「蟻の兵隊」
  3位 「プージェー」
  4位 「六ヶ所村ラプソディー」
  5位 「ありがとう 奈緒ちゃん 自立への25年」
  6位 「今、有明海は 消えゆく漁撈習俗の記録」
  7位 「ヨコハマメリー」
  8位 「三池 終わらないやま炭鉱(やま)の物語」
  9位 「ディア・ピョンヤン」
  10位 「戦争をしない国 日本」

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映画産業の未来は?(1)

僕が知る限り、今ほど映画について語られる時代はなかったのではないかと思う。

旧来の映画雑誌や専門メディアは相変わらず昔ながらの語り口で、邦洋あわせて年間800本以上公開される映画について映画評的なことや興行のことを伝えているが、ネット上ではもっと多くの人やメディアが映画について考察している。

その大半は映像コンテンツとしての映画で、一つ一つの作品に対するアプローチはまずなく、ビジネスとしての映画をあらゆる角度から検証しようとしている。

映画産業の先にあるもの
サンフランシスコ国際映画祭「モバイル部門」
「邦画ブーム」に見る、負け組逆転の可能性
映画が盗まれている

などなど。

映画が著作権ビジネスの柱であるだろうという予測と、このまま映画が映画であり続けるのだろうかという疑問が混じりあいながら、映像ビジネスの未来を見通そうとする動きであり、考察であり、今、映画に関する話題は活発を極めているといってもよいのではなかろうか。

それにしては映画評論家といわれる人たちが、テレビのような映画について映画評を書くなどナンセンスともいうべき現象に飲み込まれて、映画の未来についての考察がとぼしいのは残念至極である。

このような状況の中、これから何回かにわたって、私見を交えながら映画の未来について連載予定。

しがない映画プロデューサーだから見えるものがあると信じて。

乞う、ご期待!

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2007年01月31日

興行収入、21年ぶりに邦画が洋画を上回る

21年ぶりに、邦画興行収入が洋画を上回り、全興行収入も2000億円を突破した。

昨年暮れには予想されていたことだが、まずは一息という日本映画界であろうか。

邦画のシェアが21年ぶりに洋画を上回る。06年国内映画動向

1月30日、日本映画製作者連盟(映連)が、06年の映画産業諸統計を発表した。それによると06年に日本国内で公開された作品は邦画417本、洋画404本の合計821本(成人指定映画を含む。なお前年は731本)。総興行収入(興収)は2025億5300万円で、過去最高を記録した03年の2032億590万円には及ばなかったものの、05年(1981億6000万円)比で102.2%となった。


■2007年記者発表資料(2006年度統計):PDFファイル 全5ページ[24.2KB]

邦画バブルとも言われるが、あと2・3年は邦高洋低が続くと松岡会長は記者会見で述べている。
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2007年01月24日

三井物産戦略研究所の「地域でムービー協会」

平成の大合併で市町村数が約3200から約1800に減り、使われなくなった議会の議場や公民館を映画館に転用する動きが今春から本格化しそうだという記事を、今月号の”WEDGE”で読んだ。

「議長席の後方にスクリーンを設置するだけで、簡単に映画館に改装できる」というアイディアで、三井物産の子会社「三井物産戦略研究所」が中心となって「地域でムービー協会」を設立したとあった。

全国の市町村にて映画を起点とした地域活性化を目指して 『地域でムービー協会』設立について

この度、三井物産株式会社の100%出資子会社である株式会社三井物産戦略研究所(本社:千代田区、代表取締役社長:寺島実郎)は、この度、映画を起点とした地域活性化を目的として、本趣旨に賛同する全国の市町村や企業・団体に参加頂き、「地域でムービー協会」(会長:キネマ旬報映画総合研究所所長 掛尾良夫、事務局:三井物産戦略研究所)を設立致しました。

昨今、都市集中化が進む中で、地域で映画を映画館で見る機会が少なくなっていると言われております。「地域でムービー協会」は、市町村合併に伴い使用実績の少ない公共施設等や中心市街地における空き店舗等を活用して、良質で多様な作品を公開される機会に恵まれない地域で上映することにより、豊かな文化・娯楽環境を提供します。また、映画を通して地域に根ざしたコミュニティの場を活性化させると同時に、映画文化の普及・啓蒙、産業の発展を目指していきます。



三井物産戦略研究所
地域でムービー協会


”WEDGE”は、「ただ、観客がどれだけ集まるかが課題」とも書いていたが、まさしくそこだろう。

ほとんどが過疎地にあるから。
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2007年01月03日

映画『嫌われ松子の一生』をDVDで観た

正月の間に、これまでみのがした邦画をいくつかTUTAYAで借りてきたDVDで観た。

今日は、映画『嫌われ松子の一生』(原作:山田宗樹 監督:中島哲也 主演:中谷美紀)を観た。

なかなか面白かった。

この映画を見る前に、娘がテレビで『電車男DX〜最後の聖戦〜』を観ていたのでちょっと覗いてみたが、再現ドラマを観ているようでとても見続けることができなかった。

ほとんどテレビを観ないが、最近ブレイクしているテレビドラマ『のだめカンタービレ』も、漫画を忠実に実写化したようなつくりで、再現ドラマ的である。

最近公開された映画『木更津キャッツアイワールドシリーズ』は観ていないが、映画『木更津キャッツアイ日本シリーズ』は再現ドラマ風ではまったくなくてむしろ映画っぽいと思った記憶がある。

でも、漫画を忠実に実写化したような印象を持ち、僕にはとてもできないなと思ったことがある。

映画『嫌われ松子の一生』は、漫画(原作は大ベストセラー小説だが)の実写でも再現ドラマでもなく、きわめて映画的な表現にあふれていて、じっくり楽しませてもらった。

この記事を書きながら、”クール・ジャパン”という言葉を思い出した。

外国でこの映画はどういう風に受け取られるのだろう?

チャンスがあったら、関係者と話がしてみたい。

面白かった。

必見!
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2006年12月27日

それにしても、さみしい正月映画になったもんだ

先週で、いわゆる正月映画が出揃った。

邦画と洋画の興行収入の逆転が話題になっているが、今日、H社近くのデニーズでお茶を飲みながらの会話から、全体の興行収入は2000億円に届きそうにないなと思った。

僕「ところで、『大奥』の入りは?」

Nさん「だめだよ」

僕「リメークの『犬神家の一族』もよくないね」

Uさん「投げてたんじゃないの」

Nさん「正月はだめだよ」


興行成績  (2006年12月23日〜2006年12月24日) 毎週水曜日更新
順位 先週 作品名 公開週数

1 1 硫黄島からの手紙 3
2 - 大奥 1
3 2 劇場版 どうぶつの森 2
4 3 エラゴン/遺志を継ぐ者 2
5 4 武士の一分〈いちぶん〉 4
6 7 NANA2 3
7 - シャーロットのおくりもの 1
8 9 007/カジノ・ロワイヤル 4
9 6 ライアンを探せ! 2
10 8 犬神家の一族 2

(興行通信社調べ

フジテレビのテレビドラマを映画化した『大奥』、キャスティングが1作目から変更になった2作目の『NANA2』、前作と同じつくりのリメーク『犬神家の一族』などが並ぶと、アメリカ映画がリメークやシリーズものが多くハリウッドの企画が貧困になっているといわれているが、日本映画も”これでいいのか日本映画”という状況に陥ってはいないだろうか。

その中で、山田洋次監督作品『武士の一分』(木村拓哉主演 松竹)の健闘が光るが・・・。
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2006年12月22日

日本映画には、今こそ抜本的な改革が必要だ!

かつて、映画の宣伝は映画館にかかる予告編を中核に、ポスターやチラシだけだったという。

勿論、新聞広告もあったが、映画のタイトルや最寄の映画館および日時を知らせるための、最低必要なインフォメーションだった。

テレビが出現して、顧客を奪われるとともに、膨大なスポット料を巻き上げられるようになった。

同時に新聞広告費も増大していった。

いつしか、映画製作費よりも宣伝費のほうが大きいという異常事態になり、それが常態化するようになっていった。

インターネットが出現して10年が経過し、今では無料で映像を自在に送受信できるようなブロードバンド環境が整ったというのに、まだその異常事態が続いている。

・・・・・なぜ?


最近書いた企画書から一部を掲載する。


映画化するに当たって

ブロードバンド環境が整うにつれて、インターネットがWeb1.0からWeb2.0へと移行し、SNS(ミクシィなど)やCGM(消費者が作るメディア)が全盛を誇るようになり、全世界的な話題となった動画共有サイト(You Tubeなど)が登場するなど、映像ビジネスの環境も大きく変化しようとしています。
映画も例外ではなく、企画・製作・宣伝・配給・2次使用以下のビジネス全般を抜本的に考え直す時期に来ていると考えられますが、旧来のスキームとルーティンワークで映画ビジネスが進められているように思えてなりません。

邦画は、配給宣伝から製作宣伝へシフトし
ネットを徹底的に利用するべきです。


映画製作費より宣伝費のほうが大きいような昨今の映画ビジネスにおいて、もっとも多額の予算が割かれるのは新聞広告やテレビスポットです。
それはとりもなおさず、旧来のメディアを代表する新聞社とテレビ局、その仲介をする広告代理店に巨額の資金が流れていることであり、ここを抜本的に修正する必要があると考えます。
安心料みたいな気持ちで、新聞広告やテレビスポットに巨額のお金を注ぎ込んでいるのではないか、と思えるようなことが無きにしも非ずではないでしょうか。

旧来の宣伝会社もいらない

映画製作会社や配給会社もそうですが、宣伝会社のWebサイトを見ると情ない情況を呈しています。
ホームページがありますよ、流行のブログもありますよ(ほとんどブログはないが)、というようなお寒いインターネット環境です。
こんな宣伝会社にこれからの映画ビジネスをリードしていけるはずもなく、衰退産業である旧来のメディア(新聞・テレビ・雑誌など)に巨額な宣伝費を垂れ流しているのが今の映画界ではないでしょうか。

だったら、どうすりゃいいんだ?

配給宣伝から製作宣伝へ大きくシフトして、徹底した読者(観客)参加型の映画作りを実行していくということです。


ほんの一部を引用しました。
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2006年12月12日

今流行のバイラルマーケティングとは口コミのことか?

もう25年ほど前になるが、少年雑誌の読者投稿欄『パンツの穴』を原作(本来は原案だと思うが)として、オリジナルストーリーを作って映画化したことがある。

出版社に映画化するための原作料を支払い、ビデオ化でも印税を支払ったが、その内から投稿者に何がしかの金品が分配されたという話は聞いていない。

この映画は読者登校記事を原案としたからというわけではなく、出来がよかったから、口コミを期待して頻繁に試写会を開いたことがある。

当時は、試写会で映画を観た人が「面白かった」ということを他の人に伝えるためには、まさに口から口へ伝える口コミしか方法はなかった。

ヤフー辞書で調べてみると、

くち‐コミ【口コミ】
うわさ・評判などを口伝えに広めること。「―で売れる」◆ マスコミをもじった語。1960年代の初めに使われだした。


最近では、インターネットを利用した口コミによるビジネスのことを、バイラルマーケティングというような言い方をしている。

ヤフー辞書では、
バイラルマーケティング (viral marketing) - コンピュータ用語辞典
企業の商品やサービスを消費者に口コミで宣伝してもらい、利用者を広げるマーケティング戦略。「バイラル」は「感染的な」という意味で、マーケティングの仕組みをウィルスの感染・増殖に例えている。


もっと詳しく

たいていの雑誌の「読者投稿欄」は、派手なグラビアなどと違ってモノクロで雑誌の隅っこにうらぶれたように存在していたが、かつての「読者投稿欄」ともいうべき「SNS」や「ブログ」は全面的に表に出てきている。

いまや、ネット関連の雑誌だけでなく新聞や経済誌(一般雑誌も)でも「口コミ=バイラルマーケティング」が大きく取り上げられ、これからのビジネスでは、口コミこそが勝敗を帰するといような按配になっている。

はっきりしているのは、口コミが本当の力を発揮するのは、その商品が出来がいいときだけであると思う。

厳しい世界だ。

そういう意味では、できの悪い商品を大量の広告宣伝で煽って売るようなビジネスは存在できず、質のよい商品=作品が作られる可能性が出てきたのかもしれない。
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2006年12月02日

キムタク主演映画『武士の一分』(原作:藤沢周平 監督:山田洋次)興行収入50億円固い

昨日に引き続き、映画『武士の一分』(原作:藤沢周平 監督:山田洋次 主演:木村拓哉)について3回目の記事を書いている。

スポニチが下記のように報じていた。

SMAPの木村拓哉(34)主演の映画「武士の一分」が1日、全国354スクリーンで初日を迎えた。「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」に続き、山田洋次監督(75)による藤沢周平原作の時代劇3部作の大トリ。平日の封切りにもかかわらず、この日だけで約16万人を動員し、前2作を大幅に上回る好スタートを切った。


スポニチ記事

松竹は「観客動員400万人、興行収入50億円は固い」と強気だ。

僕は昨日、50億円をどれだけ超えられるかと予想したが、まず順調なスタートを切ったようだ。

”キムタク”が全面的に表に出てきているのがよい。

今夜も「スマステーション」に生出演が決まっている。

この映画次第で、邦画と洋画の興行収入割合や年間興行収入が決まるかも知れない。

これからも、何度も追っていくつもりである。

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日本経済新聞の記事で「邦高洋低」とかいっているが、年間興行収入が2000億円に満たない可能性がある。


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邦画と洋画の興行収入比率がこの映画によって20年ぶりひっくり返るかもしれない。

映画に関わる人間として、年間興行収入と興行収入比率はとても関心があることである。

いや、よりブロードバンド時代が進んでいく中、日本のコンテンツビジネスの根幹に関わることで、より多くの人が関心を持つべきだと思っている。
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2006年12月01日

松竹「武士の一分」(監督:山田洋次 主演:木村拓哉)、プレイガイド前売が今年トップに

今日、映画の日に『武士の一分』』(原作:藤沢周平 監督:山田洋次 主演:木村拓哉)が封切られた。

スマップのキムタクこと木村拓哉の活躍が目覚しい。

雑誌、電車の中吊りなど随所で目立つが、今日のテレビ欄で見ると、フジテレビ『笑っていいとも』、テレビ朝日『徹子の部屋』と『報道ステーション』に出演している。

先日の記事「映画『武士の一分』(原作:藤沢周平 監督:山田洋次 主演:木村拓哉)の興収50億円と予想」を裏付けるようなニュースがあった。

文化通信の今日のニュースである。

松竹「武士の一分」、プレイガイド前売が今年トップに

松竹配給「武士の一分」(12月1日より丸の内ピカデリー2系公開)の都内プレイガイド前売累計が11月27日現在で2027枚を記録、「日本沈没」(1884枚)、「デスノート the Last name」(1066枚)を上回り、今年トップの売れ枚数となった。


今年の正月映画の目玉を飾るであろう『武士の一分』のプロモーションが、予想以上の広がりを見せているのかもしれない。

都内プレイガイドの前売り券売れ枚数が2027枚と少ないように思えるが、現在上映中の「デスノート the Last name」が50億円の興収が確実視されていることを考えると、相当上乗せする必要があるかもしれない。

もう誰もが『武士の一分』という映画のことを知っている。

キムタクの力が最大限に興行収入に跳ね返ってくると思われる。

正月興行だから、画期的な大ヒットになる可能性がある。

ただひとつ気になるのは、『武士の一分』に関する木村拓哉の写真がネット上にないことだ。

興行にとってマイナスに作用するかプラスに作用するかはわからないけど、写真が出ていたらもっとよかったのではないかと思う。

映画が封切られてから、追い告で露出するという方法も考えられるが、もしそれを戦略的に考えていて実行したら、きわめて高度なテクニックでなかなかのものだと思う。

ぜひ、そうあってほしいと思っている。
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2006年11月23日

映画『武士の一分』(原作:藤沢周平 監督:山田洋次 主演:木村拓哉)の興収50億円と予想

「映画ビジネス」というカテゴリを増やすことにした。

映画は作品の内容もさることながら、興行収入という大事な要素を抜きに語れないからだ。

年間300本以上が製作される日本映画の中で、興行収入をもとにした注目すべき映画を取り上げ、企画・製作・宣伝・配給のことなどにも触れながら、映画の未来を考えていくのはとても重要なことではないかと思ったからだ。

ミーハー精神を忘れずに、専門的なことも交えながら・・・乞う、ご期待!


キネマ旬報2006年12月上旬特別号は映画『武士の一分』(原作:藤沢周平 監督:山田洋次 主演:木村拓哉)が特集されている。

表紙はキムタクこと木村拓哉の顔のアップ、インタビューは木村拓哉、笹野高史、長沼六男(撮影)、対談は山田洋次監督と渡辺浩(映像評論家)、他にも関連記事がいくつかあり、『武士の一分』が今年の正月映画の目玉作品であることがわかる。

最近はキネマ旬報の特集を読んでもあまり観たくなる作品はなかったが、『武士の一分』は観たくなった。

山田洋次と木村拓哉という組み合わせもさることながら、山田洋次監督と長年松竹でカメラマンとして活躍してきた渡辺浩氏の対談が面白かったからだ。

良質の娯楽映画の作り方の基本のようなものが、映画の面白さの本質のようなものが、日本映画の進むべき正しい道筋のようなものまでが、お二人の経験に裏打ちされたやり取りから窺われた。

対談のなかで、「の」がつくタイトルは強いという話も面白かった。

「の」がつくタイトルは強いといったのは宮崎駿監督らしいが、それに「数字」が加わるともっと強く、ただし「一」はあまり強くないともいわれたらしい。

監督として作品の内容もさることながら、ヒットするかしないか、あるいはヒットしたとしてどの程度のヒットになるのか、とても気になるところなのである。

封切まで、たいていの監督は天国と地獄の間を行ったり来たりの毎日を送ることになるが、「の」がつくタイトルの話は山田洋次監督のそんな心境の現われではないかと思った。

僕はこのブログを書きながら、興行収入が50億円は行くと予想した。

ただ、Webサイトのキネマ旬報最新号の表紙(キムタク)写真がまだアップされておらず、相手がジャニーズ事務所でもあり多少気になるところである。


今年は、実に21年ぶりに興行収入で邦画が洋画を逆転するかもしれない記念すべき年で、その役割の先陣を切るのが山田洋次監督の『武士の一分』であり、年間興収2000億円に届くかどうかも同作品の伸びにかかっているといってもよいかもしれない。

今後、『武士の一分』を僕なりに追っていこうと考えている。
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