2006年03月05日

#123 洛中・通り(夜)

外道丸たちの一団が、通りの真ん中をぐんぐんと押し進む。
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2006年02月28日

#122 テントの在った場所

金時が、山形など十人ほどの手勢を連れて走ってくる。

穴井が、鞭の先でかまどの跡の炭を指しながら、

穴井「つい近頃まで、この辺に住まっていたものと思われます」

山形「では、この奥の山中に潜んでいるな?」

穴井「奥に向かって、荷車の足跡が残っています」

金時「では、ここに陣を張り、策を錬ろうぞ・・・兵どもを呼べ!」
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#121 山中・滝の在る場所

流れ落ちる滝。

滝壺で子供たちが遊び、側にはテントが張ってあり、石で作ったかまどでは川魚が焼かれている。
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#120 山中

金時軍が行く。

人も馬も、険しい道に阻まれ、疲労困憊しながらの行軍。
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#119 渓流沿いの道

外道丸たちが、二十人ほどの一団にふくれあがり、牛に金を運ばせながら馬を急がせている。

外道丸「犬丸、金とはやっかいな、見かけによらず重たい物だのう」

犬丸「これだけの金があれば、我らが一生楽して暮らせる量だ」

猿丸「それを、関白殿に返すというのじゃから、もったいない話じゃ」

外道丸「猿丸、盗んでもいぬのに盗人扱いされているのが、わしは我慢ができぬだけよ。金は預けるだけじゃ、いるときには、また奪えばいい、違うか?」

猿丸「それはそうじゃ」

外道丸たち、大声で笑う。
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#118 頼光邸・頼光の部屋

頼光が、綱を前にして、

頼光「強情なやつよ、金時は。勅命の軍だからとわしがいくら言うても、山岳戦故にと百五十の兵しか連れて行かぬ」

綱「親方様、金時には金時の考えが・・・?」

その時、廊下を慌ただしく駆ける足音が聞こえてくる。

声「親方様に、御注進でございます!」

頼光と綱がいる部屋に、瀕死の騎馬武者が数人の兵士に担がれて運び込まれる。

騎馬武者「親方様に申し上げます。金山が化け物たちに襲われ、占部季武殿は見事な討ち死に、味方は全滅致しました!」

頼光「何ーい!」

騎馬武者そのまま息絶え、頼光と綱、呆然となる。

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2006年02月27日

#117 洛外・通り

完全武装した金時軍、三十数騎の騎馬兵と百人を超す徒の兵が、橋を渡って土埃をあげながら山の方へ向かって行く。
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#116 早馬

騎馬武者が、血に染まりながら懸命に馬を追う。


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#115 河原(夜)

次郎と配下の者二人が、それぞれ馬を走らせながら、薦にくるんだ別当の遺体を河原に捨て去る。

すると、すぐに匂いを嗅ぎ付けた野犬が集まり、切断された手足をむさぼり食らう。
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2006年02月25日

#114 金山(夜)

外道丸たちが、馬を走らせてくる。

所どころにかがり火がたかれ、見張りの者が立つ頼光の金山ー。

その崖を、外道丸たちが密かに下り降りる。

見張りの者たちは意外とのんびりした様子で、背後の崖にはほとんど注意を払っていない。

その見張りの者たちを、闇に紛れた外道丸の仲間たちが、弓で附子の毒を塗った矢を放ち一瞬の内に射止める。

と同時に、外道丸が兵が眠る部屋に押し入り、背にしょった大きな山刀で起きだす者を次々と切り倒す。

罪人たちを閉じ込めた建物の前では、犬丸と猿丸が物音に気づいて飛び出した見張りの背後に回り、山刀でその首を掻き切る。

外道丸、恐れをなして無我夢中でかかってくる兵を無造作に切り捨てながら奥の部屋まで走り、そこに待ち構える季武と激しく刃を交え、その胴をなぎ斬る。

罪人たちが閉じ込められてる建物の戸を打ち破った犬丸と猿丸が、大声で叫ぶ。

猿丸「おい、助けに来たぞ、逃げろ!」

罪人たち「おう!」

という声が返って、罪人たちが建物から出て来たときは、すでに金山は外道丸とその仲間の手に落ちている。

犬丸「頼光どもに仕返しをしたい者は、武器を持ってついてこい!」

罪人たち「おう、おう、わしは行くぞ!」

と金山に凄じい歓声があがり、罪人たちが馬や武器や金を奪い始める。

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#113 頼光邸・頼光の部屋

頼光と綱が座り、部屋の真ん中に送り物の大きな箱が置いてあり、金時が次郎を伴ってやって来る。

綱「おう、金時か、出陣の支度で慌ただしいところ済まぬな」

金時「・・・ところで、坂上を連れて参れとのこと、一体なんじゃ?」

頼光「まあ、金時、その箱の中を見てくれ」

この時、箱の中でごそごそという音がする。

金時「何じゃ、この音は?・・・坂上、開いてみよ!」

次郎「はっ!」

と言って次郎が蓋を開くと、中には猿ぐつわをはめられた別当が目を白黒させてもがいている。

金時「・・・別当殿じゃ、誰の仕業だ?」

綱「おそらく、熊が瀬の化け物が攫って行って、吐かせた上で送りつけたものであろう・・・生かして送りつけたのだからな」

頼光「恐ろしい奴よ、検非の別当を拉致するとは・・・どうする、金時?」

金時「首と手足を切り落とし、誰だか分からぬようにして、野犬にでも食わせましょう。坂上、始末しておけ!」

次郎「(顔色が変わり)はっ、承知致しました!」
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#112 深い山中

深い山中を、思い思いに武装した外道丸たち十人あまりが馬を走らせる。
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#111 山中・急な斜面

大きな荷を背負った弥次郎を先頭に、老人も子供も身重のりゅうもすべての熊が瀬の者たちが、それぞれ荷を背負い、牛に荷車を引かせ、急な山道を歩いて登っている。
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2006年02月22日

#110 頼光邸・中庭・金時隊の部屋

馬や兵士が行き来する中庭に面した部屋で、金時と数人の武将たち(山形、穴井、橘、他に次郎なども)が地図を前に作戦を練っている。

金時「化け物が漁師の若い娘を拐した海辺の村というのがここで、いつか我らが遭遇したことのある蜜の場所がこことなると、熊が瀬の者が潜伏しておるのはここら辺り一帯ということか、かなり広いのう」

山形「地域は広うござるが、やっかいな山岳戦になるは必至。やはりここは、少数精鋭の兵で慎重に当たるが肝要かと思われますが」

金時「山形、だがそうもいかぬのよ。勅命を受けた軍として、恥ずかしゅうない軍を構えよと親方に申し渡されてのう」

橘「なんの、いずれにしろ女子供あわせて五六十人の者ども、すぐに捜し出してひねりつぶしてやりましょうぞ」

金時「穴井、物見の者は、もう向かわせたか?」

穴井「はっ、山に詳しい者を選びだし、奴等の居所を探らせておるところでございます」
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#109 あるテントの中

両目をきつく布で縛られた別当の顔に、猿丸が焼き火箸を近づけ、時折髪がちりちりと焼ける。

猿丸「まことは、別当殿が配下の検非を使って盗ませたのではないのか?」

別当「違う、渡辺綱が二千両持参して、盗人を見逃してくれと頼みに来たというておるではないか・・・熱い、火を近づけるな、助けてくれ」

犬丸「では、頼光が都に兵を構えたいがために、熊が瀬の者が関白殿の屋敷を襲うたように見せかけ、そのために人を何人も殺傷し二千両を奪ったというのか?」

別当「そうだ、いかにも頼光どもがやりそうなことじゃ」

外道丸「では、酒呑童子などという化け物はでっちあげか?」

別当「いや、頼光が仲間の盗賊じゃ、検非によれば、般若の面をつけた女が頭であったというが、それが酒天童子という化け物じゃろう・・・もう良いであろう、熱い、熱いぞ、下人」

猿丸「何、下人だと・・・(焼け火箸を別当の喉に持っていく)」

弥次郎、多助など部落の主だった者が注視している。
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#108 走る外道丸たちの馬

外道丸たち、別当を攫って馬を走らせる。

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#107 女と同衿している別当

妖しく腰を動かす女の下で、仰向けになって両目を閉じている別当。

女の動きが止まり、ふと目を開いた別当、驚愕の声を上げようとするが宛身を食らわせられて気絶する。
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2006年02月20日

#106 同・頼光の部屋

すべての贈答品が取り払われており、厳しい顔の頼光と四天王がそろって対面している。

頼光「占部季武は、我が屋敷の財源を掌握し、金山の侍大将を兼任!」

季武「はっ、関白殿でもかなわぬくらいに、豊かな財源を作って見せまする!」

頼光「碓井貞光は、わしを代行して美濃の国を治め、兵をいつでも都に送れるよう体勢を組め!」

貞光「はっ、ことがあれば、風のように駆けつける軍を作りましょうぞ!」

頼光「全軍の総大将渡辺綱は、都を取りしきり、わしがもしやの時は、すべての指揮をとれ!」

綱「はっ、ささやかな腕と知恵だけの者ではござるが、我が命に掛けて、親方様をお守り通す所存にございます!」

頼光「まあ、めったには死なぬがの、(白粉おはぐろの顔で豪快に笑う)あっはっはは」

金時「親方様・・・わしは?」

頼光「おう、済まぬ・・・坂田金時には、熊が瀬の一味並びに酒呑童子討伐を命ずる!」

金時「はっ・・・」

頼光「不満そうじゃの?」

金時「いえ、そのようなことは・・・」

頼光「お主、この役目の意味が分かっておらぬと見えるな?」

突然、興奮した頼光、足をならして立ち上がり、

頼光「金時、たかが熊が瀬の者をと思い上がるでないぞ、これは何処かの山賊を退治に行くような役目ではないぞ、これは勅命ぞ! ・・・熊のように山を駆け、素手で猪を殴り殺し、戦では百人の敵を相手にするお主に、この役目を与えるは、これが我が一門の誇りと誉れをかけたもっとも重大な戦であるからぞ、違うか? お主は、勅命の侍大将ぞ!」

金時「はっ、申し訳ありませぬ、金時が迂闊でございました、見事やりとげて見せまする!」

頼光「・・・よし、では祝の酒じゃ、おい、誰か酒を持てい!」
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#105 頼光邸・表(夜)

かがり火がたかれ、表にまで大勢の兵士たちがたむろしている。

ー暗がりに潜んでその光景を見ている外道丸たち。

猿丸「夜もこの調子だ、忍び込むことすら出来ぬ」

犬丸「外道丸、今夜のところはこれで引き上げようぞ」

外道丸「うむ・・・では、ちと寄り道をして帰るとしよう」

犬丸・猿丸「え?」

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#104 テントの部落

外道丸とりゅうが、それぞれの馬に乗り戻ってくる。

弥次郎と犬丸たちが、深刻な顔をして車座になっている。

外道丸「如何したのじゃ、弥次郎叔父をはじめ皆恐ろしげな顔をして、済まぬことじゃが今日は何も獲物は無いぞ」

弥次郎「外道丸、由々しき事態じゃ。犬丸と猿丸によれば、わしらはお尋ね者から朝敵になったそうじゃ」

外道丸「(犬丸と猿丸の顔を見て)何じゃ、それは?」

犬丸「関白殿の屋敷を襲い、下部や雑色を殺傷し、砂金で二千両を盗んだ盗賊が熊が瀬の者だというて、勅命が発せられたのじゃ」

外道丸「何、何時、わしらが関白の屋敷を襲うた、誰がそのような戯けたことを言うておる?」

猿丸「誰か分からぬが、ひどい濡れ衣もあったものよ」

犬丸「すでに、勅命を受けた頼光は堂々と兵を構えており、近々にも我らを討ち取りに兵を差し向けると、都では大変な評判になっておった」

外道丸「何、頼光が都に兵を構えておると、それは面妖な?」

犬丸「また、これには検非違使が絡んでいるらしい、まことに面妖じゃ」

猿丸「それに外道丸、お主は美しい娘を攫い、その肉を肴に酒を食らう酒呑童子という化け物だそうだ」

外道丸「・・・(猿丸に掴みかからぬばかり)何?」

犬丸「猿丸が言うてるのではない、頼光が宮中で証言したのじゃそうだ」

外道丸「よし、都に参ろうぞ、犬丸、猿丸!」
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