2007年03月18日

情けないコンテンツビジネスの現状

最近、アニメやゲーム、テレビドラマについて、ITmediaで情けないような記事が続いた。

かつて、竹やりでアメリカと戦わせようとした日本型精神構造が、今も、日本のコンテンツビジネス業界には生きている。

冷え込むジャパニメーション
「日本のアニメは世界で人気」というが、現状は冷え込んでいる。低賃金・長時間労働が知れ渡ったアニメーターの人材不足や海外の下請け依存といった製作現場の現状は、「ジャパニメーション」の空洞化を招きかねない。

「日本のドラマは論外」 希薄なテレビ業界の意識
安易な企画とタレント頼み、文化の違い──フォーマット販売で健闘している部分もあるが、国内向けテレビ番組のコンテンツ力は世界市場では疑問符。しかも、業界は海外進出の必要性をまだ感じていない。

海外でシェア落とす日本製ゲームソフト
海外で日本製ゲームのシェアが減り続け、「存在感も低下しているという。「元の作品とは似ても似つかない」という「ときメモ」米国版をコナミが投入するなど、ローカライズの努力も続いているが、カギはやはり人材育成だ。


人材不足というよりリーダー不足であり、人材育成しようにも育成する人がいないというのが、今のコンテンツ業界ことコンテンツ流通業界である。

夢がある仕事」にかまけて、若者たちの貴重な時間、熱意、労力などを搾取しながら、コンテンツビジネスも何もあったものではないが、そんなことは何十年も前からわかっていることなのに、ネットテレビなど動画サイトの登場もより劣悪な制作環境をもたらしただけで、以前にもまして、制作現場をおろそかにしてきたのがコンテンツ流通業界だった。

知財戦略本部、映画会社やテレビ局、携帯キャリアやネット企業、マスコミなど他メディアも一緒になって・・・。

米国メジャー配給会社が日本映画を扱い、博報堂DYパートナーズがテレビドラマ制作に参入するなど新しい動きもあるが、今、世界マーケットを視野に入れたコンテンツビジネスができる環境を、本気で整備しなければならないところに来ている。

それは、制作現場の充実からしか始まらない、と思う。

posted by 映画プロデューサー at 15:12| Comment(0) | TrackBack(0) | コンテンツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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