2007年03月02日

東映の岡田裕介社長が語る”芸術職研修制度”

文化通信に”トップインタビュー/岡田裕介東映(株)代表取締役社長”という記事があり、ちょっと気になるやり取りがあった。

トップインタビュー/岡田裕介東映(株)代表取締役社長
――具体的に“芸術職研修制度”採用者の監督をデビューさせる企画は動いているわけですか。

岡田 ない。どんどんやれよと言っているんだけれどもね。企画が上がってこない。その辺の風通しがうまく行っていないのかも知れないが、若者なのに覇気が無い…。

――言われないと動かないということですか。

岡田 映画の企画なんて言われなくてもどんどんあふれてこないと…。俺を突き上げなきゃいけないのに、俺が引き上げてたんじゃ仕方ない。


岡田社長の「映画の企画なんて言われなくてもどんどんあふれてこないと…。俺を突き上げなきゃいけないのに、俺が引き上げてたんじゃ仕方ない。」というのはもっともなことで、発言僕が普段感じていることでもあった。

では、なぜ「企画が上がってこない」のだろう。

「だって、売れてる原作か漫画でないと企画が通らないですもの」という声が、すぐさま若者たちから返ってきそうだ。

僕が知っている限り、今の若者たちの多くは「通りそうな企画」をいつも探している。

だが、そんなに売れている原作はないし(あっても、すでに手がついている)、そのことに多大の時間と労力を注いでいるのが実情で、そもそも、「あふれて」きたり「突き上げて」きたりするような企画を求められてこなかったのである。

一方、もっと若い人たちあるいは一部の人たちは、デジタルビデオカメラで自分たちの作りたいものを作っている。

「風通し」の問題も依然としてあるだろうが、企画を選択する人たちが企画の価値を計る標準基準を「売れているかどうか」においている限り、岡田社長の「俺を突き上げる」ような企画はでてこないのではなかろうか。

東映の“芸術職研修制度”が現在どうなっているのかの詳細はわからないが、ネット上にこんな記事が残っていたので紹介しておこう。

Employability Skills!

あの東映が2年ぶりに「第二回 芸術職研修契約者募集」のニュースが舞い込んできた。募集職種はプロデューサー、助監督、脚本家の3つ。応募資格は1971年4月2日〜1986年4月1日に出生の人で、学歴・経験は一切不問。
契約期間は3年間で1回だけ再契約が可能。給与は年俸制で300万円。
 私はとっくに対象外だが、20〜35歳のフリーターなら可能だ。大志なんかなくたって、こういう機会にはぜひチャレンジして欲しいものだ。ただし、履歴書のほか、自己推薦書と 800字の小論文がいる。テーマは職種別に「プロデューサーとしてどんな映画を作りたいか」「映画監督として大切なものは何か」「あなたが書きたいテーマとジャンル」。

 東映は芸術職への若者の就職の道が、近年ずっと公式に開かれていない業界の現状を憂慮して、2年前に38年ぶりにこの制度を復活させた。前回の募集には1000人を越える応募があり、そのうち7人を採用。事情でやめた一人を除いて現在も6人がさまざまな現場で研修している。応募者の40%は女性だったとか。


東映の現社長が今も“芸術職研修制度”について語っていることでもあり、東映のHPにこれについての紹介ページなどがあればいいのだが、この辺の中途半端さが問題なのかもしれない。



ラベル:東映
posted by 映画プロデューサー at 09:33| Comment(0) | TrackBack(1) | 働く現場から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2007-03-02 12:48
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