2006年03月17日

USENとライブドアにフジテレビが加わって、コンテンツ産業は飛躍的に活性化する

USEN宇野康秀社長が、フジテレビが保有するライブドア株を1株71円、総額94億9500万円を個人として買い取ることになった。

宇野社長はフジテレビの日枝会長との共同会見で、「ライブドアの財務や法務的な問題をきちんと調査したうえで、将来的に会社として保有するかどうかを検討することになる」と発言した。

「宇野社長はフジから損害賠償を受けるのがわかっていてなぜライブドアに出資するのか?」という質問には、

宇野社長「今回、フジがライブドアに対して損害賠償を請求するのは自然なことだと思う。そこは法律家に委ねるところだ。ライブドアの株価は、今後被る可能性のある偶発債務も含めてついたマーケット価格だと考えている。そこに大きな矛盾はないと思う」

会見で日枝会長が「当社はUSENの映像配信事業『ギャオ』で協力関係にあり、映画でも一緒にやっている」と発言しているが、事実USENとフジテレビの関係は深い。

USENの映画製作・配給会社ギャガコミュニケーションでは、昨年からフジテレビから派遣されたS・K氏が中心となった映画作りが行われている。

宇野社長の発言は続く。

「現在やっているギャオのサービスとライブドアのポータルサイトが結びつくことで集客力とメディア価値が高まる。その他にも、様々なインターネット上のサービスを両社が持っている。サービスは重なっているところが少なく、メニューが広がることで収益価値も高まる。補完関係が非常にあると思う」

日枝会長も発言する。

「ライブドアとは昨年来の経緯があり、関係がこれで解消したとは思わない。袖振り合うも他生の縁ということもあるわけで、是々非々でネットビジネスをやるかもしれない」

どうもこのやり取りを見ていると、片手で握手、片手で殴り合いという雰囲気ではなさそうだ。

USENとライブドアだけでなくフジテレビまで含めると、これからのわが国のコンテンツ産業をリードしていく、もっとも強力なグループが形成されたといえるかもしれない。

「放送と通信の融合」というような単にシステムの問題から、根本的なコンテンツの製作をも含む大きな流れとなって、飛躍的に発展していく記念すべき一日になってほしいと期待するものです。


posted by 映画プロデューサー at 10:57| Comment(0) | TrackBack(2) | 新聞記事から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ライブドア株の価値
Excerpt: 16日、ライブドア株をUSENの宇野康秀社長が買い取ることで合意したとのことです。 http://it.nikkei.co.jp/business/special/fuji_livedoor.asp..
Weblog: 日高正樹税理士事務所 (名古屋税理士会千種支部所属)
Tracked: 2006-03-17 11:17

《ライブドアのプチ株主の一言 その188 》
Excerpt: さて、13日に告発された5人ですが、
Weblog: ★☆どんちゃんのプチギャンブラー☆★
Tracked: 2006-03-17 17:39
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