2006年03月16日

#174 熊が瀬の里

大粒の雨が降りだし、熊が瀬の者たちはちょうど椀を持ち箸をつけるところだが、大人たちは椀を置いて慌ててテントを取りに走る。

行儀の悪い者たち(若者や子供)が、椀と箸を持ったまま近くのテントに避難して、笑いながら立ったまま粥や汁を吸う。

大人たちが広いテントを引っ張り出し、食事の席の上にそのテントを張ろうとする時、最初の犠牲者が出る。

まず子供たちが苦しみ始め卒倒し、続いて何人かの若者が喉をかきむしりだし、血へどを吐く。

「毒だ!」「敵だ!」と誰かが口々に言う。

そこに、弓矢が次々と飛来して、ばたばたと何人かの者が倒れる。

弥次郎「弓だ、皆、物陰に隠れよ!」

弥次郎が叫んでいると、道鬼と修験者の一団が、錫杖に仕込んだ太刀を抜いて森の中から飛び出して来る。

弥次郎たち男は、それぞれ山刀を持ち向かってくる道鬼たちに応戦する。

多助「皆、武器をとり、森の中に逃げろ!」

熊が瀬の者たち、突然の事態に動転しながらも、老人も女も武器(大鎌、銛、弓、鉈、斧など)を持ち森の中に駆け込む。

だが、修験者たちは強く、熊が瀬の男たちが次々と斬られ、逃げ遅れた巫女が刺される。

降りしきる雨の中で、りゅうが大鎌を振り回して戦い、そして遂に、弥次郎が道鬼から斬られる。

外道丸「弥次郎叔父!」

外道丸の叫び声がこだまし、やっと外道丸とその仲間たちが駆けつける。

外道丸たちが、手強い修験者たちを何人も斬り倒すが、何しろ頼みの外道丸が片腕を失っており、同時に次々と仲間を失い、とうとう道鬼たちに逃げられてしまう。

どしゃ降りの雨の中で、外道丸が弥次郎の死体の傍に倒れ込む。

りゅう「外道丸!」

りゅうが、倒れた外道丸に駆け寄る。
posted by 映画プロデューサー at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 酒呑童子シナリオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。