2009年04月22日

映像コンテンツのヒエラルキー(5)

最近、後輩のIプロデューサに会うたびに、映像コンテンツのビジネスモデルが崩壊したから(すごい勢いで崩壊しつつあるから)、経営する会社の経営理念を突き詰めて考えて、新たな地平に向かって方向転換をしろといい続けている。

嫌われることは承知の上の言動である。

一杯ご馳走になりながら、お愛想の1つも言わなければならないのに、嫌ごとばかり言い続けるのは結構つらい。

だが、どんなに嫌われても言わなければならないときがある。

今がそうだと思っている。

井戸に落ちそうになっている子供を見たとき、例え子供が嫌がっても抱き上げても救い上げねばならないと思うが、まさにそんな心境だから嫌ごとを言い続ける。

嫌ごとや、批判や、誹謗中傷にさえ耐え、自分を通していく理念をしっかりと持たないといけない。

若いからこそ、元気があるからこそ、まだ未来に希望をもてるからこそ、大きな変化を自ら取り入れることが出来る。

親子ほどの年の差がある親のほうが、子に”大きく変化しろ”ということ自体が末期的である。

でも現実はそうだ。

みんな、ニコニコ笑いながら、上手に生き延びようとしている。

ポジションがないのに、あたかもポジションが保証されている立場のものと同じ地平に立ったつもりで、リーダー格がいろいろ発言している。

滑稽を通り超えて、悲惨だというのに、現実認識がない。

拳銃を前にして、拳銃の威力を知らない、大きな清流刀を持った勇者のような光景だ。

ネット上の知者たちの間では日常茶飯事のことでも、現実社会には下りていないことが多い。

今も、日々格差は広がりつつある。

そのおかげで仕事がないのだから、一日でも早く大きく舵を切って新たなる航海に旅立って欲しいのだが、その仕組みを伝えるだけで大きなストレスがある。

10年ほど前、インターネットを利用してやれることごとをいろいろ試して田舎の人に見せたことがあるが、まったく理解されず、無給のパソコンやソフトの営業マンをやったことがあるが、それと同じような轍は踏みたくはない。

だが、そのとき感じたものと同じようなものを、映像コンテンツ業界の最先端にいる者たちに対して感じる。

これはよくない。

かつては最先端のメディアであった映画やテレビが、今やネットメディア取って代わられたという認識を後輩たちが根本的に持っていないとしたら、最悪の事態だと思うから嫌ごとを言い続けているのだと思う。

事態は深刻だ。

一刻争うことだと思う。

だが、みんな様子見をしている。

格好が悪い。

目先のことに追われて、その認識がない。



posted by 映画プロデューサー at 22:33| Comment(1) | TrackBack(0) | 聞かれちゃいけない独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ブログのぞきに来ました♪足跡がてらに残していきますね。
僕のブログちょっと気分がいされると思いますが、
書いてます♪またのぞきに来ますね。
Posted by おろち at 2009年04月24日 15:32
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