国の傘のもと、税金で食ったり、庇護されたり、特権的な扱いを受けている個人や団体が嫌いである。
それを前提に、二つの出来事を一緒にするつもりはないが、別々に扱うのもかったるくて、備忘録のつもりで書く。
小沢一郎が不起訴になり民主党幹事長の続投を宣言し、朝青龍が”酔って一般人に暴行(?)事件”で引退すると涙ながらに会見した。
まず、小沢一郎の事件に関していうと、「検察対小沢幹事長」とマスメディアが飯のタネとはいいながらむしゃぶりつくように連日報道してきたが、なんともすっきりしないで結末で終わり(次の展開があるのかもしれないが)、検察の無能とメディアの無責任さにはあきれてしまった。
朝青龍の事件もメディアのいい飯のタネになった。
大相撲初場所優勝、場所中に起きた事件が貴乃花親方の理事選挙(貴乃花親方は予想を裏切ってサプライズ当選)と重なって、朝青龍事件は否が応でも盛り上がった。
個人的な感想だが、小沢一郎と朝青龍はどちらもヒール役で人気があり、メディアとユーザーに共通していたのは、どちらもやめさせたくもありヒールとして活躍して欲しいという願望があったような気がした。
僕はそんなことにかまってられないという身分なので、どちらがどうなろうと(たいした事件だとは思ってないから)、騒動が一応の決着をしてよかったというのが本音である。
つい、「どうなっているかな」と思って、テレビをつけてしまったり、ネットでニュースを追ったりしてしまうから。
それにしても、小沢氏の元秘書3人(現職の衆議院議員を含む)が起訴されたというが、どう考えても彼らがやったことは3面記事のちんけな事件にしか見えなくて、検察とメディアに対して言い知れぬ不満がつのってくる。
もちろん、税金で基本的にやりくりしているくせに過剰に尊大ぶる小沢一郎氏もどうかと思うが、形勢が悪くなると(裏では良くなった?)、とたんに低姿勢に出たりするところはまったく信用が置けない。
美しくない。
顔がではない。
今回の騒動のほとぼりが冷め、参議院選挙前にあっと驚くようなこと(幹事長を辞めることも含めて)をやってほしいと思う。
”男、小沢一郎!”というようなことだ。
現代日本の不幸は、”男”がいないことに尽きる、と僕は考えている。
だから、「朝青龍、なくなよ!」と思った。
posted by 映画プロデューサー at 23:09|
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