2009年12月01日

映像コンテンツの企画開発のオープン化は可能か?(1)

もう10年以上前からホームページを開設したり、ブログを始めた頃はブログサービスを提供する各社にそれぞれブログサイトを持ったり、それなりにインターネットにかかわってきた。

mixiにもマイスペースにも登録したし、youtubeもニコニコ動画もGyaoも利用したし、セカンドライフも覗いたし、ヤフーとグーグルのメールを利用しているし、ケータイのiモードも定額制にしているし、それなりによかったと思うことは多々あったが、ケータイ動画の企画を考えた頃から飽きが来て、twitterなどには食指さえ動かなくなった。

最近も新しい映画および映像の企画書を書き続けているが、これらこそネット上に公開したいのだが、ビジネスを考えるとそれも出来ない。

今日、旧知の映画監督と電話で話したが、電話の間中こぼし続けていた。

彼はある企画をもう1年以上某映画関係会社に持ち込んで動かしているがなかなか成立にいたらず、だからといって(業を煮やして)他社に持ち込むわけにはいかなくて、このままでは飢え死にしてしまうとこぼすのだった。

映画界はものすごく狭い世界だ。

劇場のスクリーン数は全国に3000以上あるが、大半はチェーン化されていて数えるほどの配給会社(劇場経営も兼ねているところも多い)によってコントロールされているから、下手な動きをすると企画そのものがオミットされてしまう。

そうでなくともオミットはある。

A社に持っていった企画が何らかの事情でA社の企画に上らない(断られた)とき、まずしばらくは(数年間もかかるときがある)B・C社には持っていけない。

即持って行こうものなら、B・CからA社で断られたのを内に持ってきたと言われ、下手をするとその企画は永遠に没になる可能性がある。

テレビは映画ほどではないが、まま、あるようである。

他の業界の人に話すと、とても理解できないといわれることが多い。

だから、ネットで企画のプレゼンテーションを行うシステムのことは10年以上前から考えているが、いくつかの企画は密かにそうしたこともあるがあくまで密かであって効果はなく、なかなかいい方法が思いつかないで今に至っている。

こんな状況をこのまま存続させていると、いつまでたっても自らの企画を実現させようとする監督やプロデューサー、製作会社に未来はないと思うから、いつも何か方法はないかと考え続けている。

今日はまた改めて、この由々しき問題を思い起こされた。

この問題を解決するにはインターネットを利用するしかないと思っているのだが、興行、配給、下請の製作プロ、スタッフに問題意識がなく、前途ははなはだ暗いといわざるをえない。

企画開発の開かれたマーケットを作るというようなたいそうなことではなく、企画はどこに持ち込んでもいいという当たり前のことが行われるようになることが、日本映画の底上げにつながると思うのだが誰もそれを言っていない。

末端の製作プロやスタッフに大きな顔はさせないという見えない力が働いているのだが、それを指摘する声はない。

インターネットを利用してここらあたりから突破口を見つけるしかないか、などと考えながらこの記事を書いている。




posted by 映画プロデューサー at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 聞かれちゃいけない独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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