2009年11月12日

原作の映画化権争奪戦が映画界を活性化させる源である

かつては、小説やコミックの映画化権をめぐってたびたび激しい争奪戦が行われたが、最近は、人気のある原作ははなっから映画化権の行き先が決まっており、よほどのことがない限り原作者を巻き込んだ争奪戦が行われたという情報を聞いたことがない。

現在は、出版社とテレビ局の間で同じステークホルダーとしての協力関係が形成されていてマネージメントされたり、出版社が”映画化権の問い合わせ”を一括管理していて状況によってコントロールするというシステムが一般化されているから、どこの馬の骨とも知れない(弱小の製作会社などを含む)プロデューサーや監督が人気がある原作を取得することはまず不可能である。

だから、ひとつの獲物を求めて血眼になって争いあう狩人たちのような世界は昔の話でしかない。

今日、自分のホームページの日記にこんなことを書いた。

企画は駆け巡る

10日ほど前、Iプロデューサーがある原作の映画化権を押さえようとして出版社に問い合わせた。

出版社によると特別な問い合わせもなくフリーということだったが、今日、余裕で編集部を訪ねたらこの数日の間に2件のオファーがあったとのことで、多少狼狽気味の電話があった。

「何年もの間映画化の話はなかったのに、自分が連絡をして10日足らずの間に2件も映画化の問い合わせがあるなんて(とても信じられない)・・・」と。

1件は大手映画会社だとのこと。

「映画は生き物だ」というのが持論だが、この日記を書いている今、突然「企画は駆け巡る」というフレーズが浮かんできた。

経験的に言うと、こんな企画は強い。

是非、Iプロデューサーに映画化権をとってほしい。

他人事ではないのだ。

なぜなら、今日、出版社に提出した企画書には僕の名前も記されているからだ。


原作名や出版社名は書けないが、ちょっと(大いに)気になる出来事である。

まず、めったにあることではない。

一応この企画に絡んでいる僕を含む関係者、それぞれの関係者から情報を得た人たちのこと(あるいは伝わったこと)を考えてみたが、どうもしっくりこない。

Iプロデューサーが電話でオファーしてから10日間足らずの間にその情報を得てオファーするには時間が少なく、もし誰かが抜け駆けしたとしたらそれが判明したときのリスクが大きすぎるし、そもそもその原作を映画化するには相当の力を要するからだ。

並みのプロデューサーや監督には出来ないことだ。

製作会社でも。

現在考えられるのは、まずそんなことはありえないと思うのだが(といいながら、思っている)、出版社がイニシャティブをとり始めたのではないかということだ。

今日の話だからこれ以上は書けないが、個人的には面白い展開になっていくのではないかと期待している。

どんなことに発展するやら・・・。

追って報告しよう。





posted by 映画プロデューサー at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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