2009年05月25日

ソニーがハリウッドに、米メジャーがローカルプロダクションといって日本で

現在、米メジャー映画会社ソニー・ピクチャーズエンターテインメントが今もハリウッドに関与し、ワーナーブラザーズや20世紀フォックスなど米メジャーが日本映画に積極的に投資したり配給したりしていて、映画のグローバル化は今後も活発になっていくと予想される。

ソニー・ピクチャーズエンターテインメント:「天使と悪魔」「ダヴィンチコード」「ターミネーター」など世界的な大ヒット作を配給。

ワーナーブラザーズ:国内で大ヒットした「デスノート」前後編や「L change the WorLd」など。

20世紀フォックス:「サイドウェイズ」や「群青/愛が沈んだ海の色」など。


下記の記事はブログを始めたころ書いたもので、映画製作者として多少怒りをこめて書いたもの。


2005年12月17日
ソニーは企業メセナで1000億円投資か?

今日(12月17日)の日本経済新聞朝刊に、先月11月19・20日に京都で開催された『世界アーティストサミット』の特集記事が見開きで特集されていた。

「芸術の力 世界を変える」「新たな価値 連帯し創造」という大見出しの特集記事で、日本画を世界画に押し上げたと紹介される千住博氏が基調講演で「21世紀はアートの時代」と高らかに発言し、会議は7カ国から気鋭の芸術家が集まり10時間以上にわたって行われたそうだが、元ソニーグループ会長兼CEOだった出井伸之氏の発言には驚かされた。

「ソニーは、映画を年間25本ぐらい製作しており、1本平均40億ぐらいかかる。年間で1000億円。半導体分野の年間総投資額に値する(中略)」というような発言に驚かされたのですが、その金額の大きさにではありません。それが、日本の映画産業にではなく、ほとんどハリウッドに投下されているという事実に驚かされたのです。

企業が利益を得るためにハリウッドに投資して何が悪いということでしょうが、新聞記事の文脈で企業メセナが果たす社会的役割について語られているときに出た発言で、弱小コンテンツ・プロバイダーは驚くとともに、あきれてしまったのです。

どう考えても、ソニーが企業メセナのつもりで年間1000億円をハリウッドに投資しているとは思えないが、いや、それが大手コンテンツ・プロバイダーの常識なのかもしれませんね。



この記事を書いて丸3年以上が過ぎた。

僕は映画評論家でも経済評論家でもないから、ソニーがつくる映画の内容や世界戦略にどうのこうの言うつもりはないが、いや日本企業が世界に打って出ていることに敬意を表するものだが、この記事を読み直して、出井氏のあっけらかんととした物言いに多少(相当?)不満を覚えていたものだと思われる。

松下電器(現パナソニック)は早々に米映画から撤退したが、それがよかったかどうかはわからないが、エンターテインメントビジネスはこれからが本番かもしれないとこの記事を書きながら思った。

内容をあっけらかん(わかりやすく)と言えない時代になるのではないかと思うからだ。

これまでのマーケティングが通用しない時代が来るはずだから。

いや、もう始まっていると思う。

posted by 映画プロデューサー at 00:01| Comment(0) | TrackBack(1) | 人生は、失敗するからうまくいく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。