2009年04月03日

ワーキングプアが空き巣に入られて

知り合いの弟さんの部屋に空き巣が入ったらしい。

”知り合い“などという他人行儀な言葉はあまり使わないのだが、あえて知り合いと言っておく。

弟さんはワーキングプアというわけではないのだが、厳密に言えばそうかもしれないが、空き巣に部屋のガラスを割られて侵入され、最新鋭のノートパソコンなどを盗まれたという。

金持ちの家はセキュリティ機能が整備されていて空き巣が敬遠し、貧乏なところが狙われる傾向があるとの説もある。

本当か嘘かわからないけれど。

ずっと以前、T君が言っていた言葉が思い出された。

「金儲けのコツは貧乏人から巻き上げることだ。これはしっかり覚えておいたほうがいいよ」

知り合いは言った。

「これからは泥棒の企画ですよ。いろいろなワーキングプアが集まって痛快な泥棒をやるという物語です。どうですか?」

笑いながら聞いていたが、結構いける企画になるかもしれないなと思った。

かつてのヤクザ映画で、鶴さんや健さんが我慢に我慢を重ねて殴りこみに行って観客の喝采を得たが、僕らのような多少シニカルな観客も(もうすこし早く手を打ってあげたらよかったのになどと思いながらも)中毒性のあるドラマツルギーに引き入れられたことがある。

最近、『ドロップ』というやんちゃな(?)映画がクリーンヒットしているが、これから公開される青春暴力映画(?)『クローズZERO』の引き合いがすごいらしく、僕は観客が”暴力”という中毒を求めているのかもしれないと思った。

何かで読んだか見たか忘れたけれども、食べ物では”油”に中毒性があるとの記憶がある。

とんこつラーメンなんかはそれだけで中毒性があるが、うどんは”てんぷら”とか”かき揚げ”とか”ごぼう天”とか”油”を加えないと、どうしてもそれが食べたいという気にさせることが出来ず、”素うどん”ではラーメンに太刀打ちできないというようなことだったと思う。

豊かな飽食の時代には、おしゃれでさっぱりしたものが好まれるが、食えなくてひもじい時代には、脂っこくギトギトしたものが求められているのかもしれない。

メタボの胃袋に押されて、小さくなった脳の世界では・・・。





posted by 映画プロデューサー at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 聞かれちゃいけない独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新宿御苑の桜を見ながら

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新宿御苑の桜はまだ五分咲きぐらいに見えたが、平日というのに見物客で溢れていた。

天気がよく、暖かなので、H社のKさんと別れてから新宿駅まで歩くことにして、途中にある新宿御苑に寄ってみたのだ。

年に数度はこのコースを歩く。

苑内には入らず、隣接した休憩所のベンチに腰をおろしてタバコを吸いながら、考え事をしたり、ケータイで連絡をとったりする。

そんなときは、たいてい仕事になってないときである。
posted by 映画プロデューサー at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 年がいのない日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

狛江の桜が満開

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狛江の桜の花を観ながら考えた。

ずっと肌寒い日が続き、自宅近くのソメイヨシノがなかなか開かず、一昨日まで二分咲きか三分咲き状態だった。

で、今日チャリで喜多見まで買い物に出るとき、野川緑地道を通ったらもう満開に近い状態になっていた。

ただ、天気はよいのだが風が強くて桜見物という雰囲気ではなく、緑地道のベンチにも人の姿は見えなかった。

桜の季節と言えば高校野球。

と思うくらい、これまでは高校野球をテレビ観戦してきた。

今日で選抜高校野球が終わったらしいが、一度も試合を観てなくて、ネットのニュースで「やってるみたいだな」と思いながら、観客の入りや視聴率の数字が気になっていた。

これまで成功してきたビジネスモデルが危うくなっている今、凋落の一途をたどるプロ野球のジャイアンツ戦のように、少子化と相まって高校野球自体がパワーダウンしているのではないかと思っていた。

高校野球もニッポンの盛衰と無縁ではない。

子供の数がどんどん増え、それを受け入れるための新しい高校が全国各地に続々と誕生し、エネルギー溢れる群雄割拠時代の成功モデルが高校野球だからだ。

桜の花の時期は短くてその盛衰は誰にでもわかりやすく、散りゆくときには、もののあわれを広く共有させる説得力があるが、人がつくって人が絡んでいるものは、恨みがましいところがあり簡単に散ろうとはしない。

執着だ。

お金に執着する人は、棺桶の中までお金を持って行こうとする。

自分だけの執着は捨てたつもりだが、自分に関わるごとごとに執着があり、これとの対峙が延々と続いている。

これが、この20年間いまだに解決できない問題であり、目下の最大の難問なのである。

経済的には難問でも、宗教的には簡単極まりないことだと言えるのだが、現実はそれらが入り交じっていて潔さとは対極にある。

桜の花に限らず、自然には正解が溢れていて、どうしても引かれてしまう。
posted by 映画プロデューサー at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 年がいのない日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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