物事を一目瞭然に見ることが好きである。
だから、データをわかりやすく集計した表やグラフを見るのも好きだし、よく整理されたポータルサイトを見るのも好きだし、今はやらないが競馬の予想紙を見るのも好きだったし、映画会社の年間ラインアップを見るのも好きである。
ただ、一目瞭然に見えることはいいのだが、そこでろくでもない結果や悲観的な未来ばかりしか見えないと、やっぱりいやになる。
昨年の映画興行収入は、21年ぶりに邦画収入が洋画収入を逆転したといって、普段そんなニュースを扱わないマスコミが取り上げてはしゃいでいたが、もうそのときには今年の映画興行は始まっており、映画関係者は芳しくない数字に浮かない顔をしていたのだった。
2月になってさらによくない数字が続き、先週に3月を占う映画が出揃い、まだ土日の成績は知らないが、僕の予想では気の毒なぐらいの数字が計上されているのではないかと思っている。
で、ついでに各映画配給会社の今年のラインアップを改めて見直すことにした。
まず、ネットで東宝のWEBサイトを開いて、一本一本詳細を見ているうちに愕然とするとともに、なぜか疲れてしまって、他社を見る気がなくなってしまった。
東宝ラインアップ東宝の邦画ラインアップは、東宝主導の1・2本(1本は博報堂が関係している)以外は、すべてフジテレビ、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京などの東京キー局が絡んだ映画ばかりで、いっては何だが、昨年に比べて相当弱いラインアップだと思わざるをえなかった。
そして、なぜ弱いかの説明を求められればいくらでもいうこともできるが、それはそれで相当めんどくさいことで、誰にも一目瞭然にわかるような、ラインアップの作品ごとに予想収益表でも作ったらどうかと思った。
そう思うとじっとしていられなくて、日曜日でもあり、早速、予想収益表作成に取り掛かった。
予想したとおり、大変な作業になった。
映画の興行収入だけでなく、DVDや放送、通信、外国販売収入まで組み込まないと、その作品が持っているトータルの”力”を数値として算出することができず、とても一日や二日でできる作業ではなかった。
それは、映画の総収入をシミュレーションする作業だった。
また、どの映画作品にも当てはまるようなフォーマットを作成することでもあった。
そして、使用済みのコピー用紙の裏に、思いつくさまざまな項目を書き連ねながら、はたと気がついた。
映画作りにおいて、プロデューサーにとって、最も重要な作業をしていることに・・・。
ほとほと疲れるが、ワクワクするほど面白くなった。
posted by 映画プロデューサー at 22:51|
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